自然栽培綿カーテン|きなりの部屋

自然栽培綿カーテンとオーガニックコットンカーテンの違い。

何故、自然栽培綿と呼ぶようになったのか。 カーテンを作った当初は「オーガニック=自然栽倍」と思っていました。
オーガニックコットンの関係者から、どちらのオーガニックコットンですかと問われ、「自然栽培だからすべてそうなのではないですか」とお聞きしましたところ、「オーガニック栽培している業界の商標名だから使われるのはおかしいと思いますよ」と言われ調べました。
すると「自然栽培」ではなく「有機栽培」が正しいという事が分かりました。
そこで名称変更をしなければと考え、栽培方法の名前「自然栽培」を取り「自然栽培綿」と表現するようになりました。
こちらの名称も、最近やっとご理解頂けるようになってきました。

自然栽培綿カーテンは「自然栽培」


栽培では、農耕機械は一切使わず人力で作業しています。

自然栽培綿糸は、手紡ぎ糸とガラ紡糸です。手紡ぎは、一人では1日1m分の糸しか紡げません。
ガラ紡機では手紡ぎの半分のスピードですが、手紡ぎ糸と遜色ありません。生地にした場合には少し柔らかく感じます。

紡ぎのしぼと撚りが特徴です。

吸水率が高い。(中国綿、綿毛が短い)

タオル、シーツ、ふきん、靴下など。

カーテン 日本の四季に対応できる。

手織りと力織機【明治後半から昭和初期に活躍した織機】で織っています。手織りに近く織れます。
通常織機の10倍以上の時間が掛かります。

栽培では、中国山東省から土地を借り、生産では合弁工場をつくり農家、工場の社員の生活保障をしています。
究極のフェアートレードです。

栽培から生産まで自己責任で行なっています。



100年間無農薬

綿の歴史

室町時代に朝鮮半島より中国綿の種子が伝わってきた。
その後、明治後期ぐらいまで日本で栽培されるようになった。
室町時代の貴族では貢物として高級品であった。江戸では町人文化の中で育ってきた。
明治中期に綿花の関税撤廃により、安い海外の綿花が入るようになり、
綿栽培が滅びていく。(アメリカ、ヨーロッパ綿の種子は日本の気候には合わなく育たなかった。)
現在、和綿として残っているのは当時の種でほそぼそと引き継がれてきたものである。

ガラ紡の説明

発明者は、明治時代の信州松本のお坊さん、臥雲辰致(がうんたっち)
我が国最初にして唯一の純和製紡績機械、『ガラ紡績機』
仕組みが単純で、手紡ぎにとても近い糸を紡ぎます。
現在の紡績機の数百分の一の速さでしか糸紡ぎができず、
呼び名のとおりガラガラと音を立てながらのんびりと
優しい糸を紡いでくれる、古き良き時代の“道具”です。

1本1本筒の中に手作業で、綿をつめます。
その筒がくるくる回り、撚りがかかることで、糸になります。