自然栽培綿カーテン|きなりの部屋

会社概要

自然素材綿布地・廣田社長との出会い

㈱益久染織研究所の廣田社長から見せられたのは一見して普通の布地でした。
聞けば、過去に一度も化学肥料や農薬を使われたことのない土壌で育った綿で織った布とのこと。これが、私と自然栽培綿布地との出会いでした。

自然栽培綿の色と言えば、「白綿・茶綿・緑綿」の3種類が基本となります。華やかさなどは全くありません。
しかし、不思議なことにその布地はいつまで眺めていても決して飽きることが無いのです。手紡ぎやガラ紡機で紡いだ糸の太さはカーテン業界ではない素材であり、実際部屋に使うとどのような感じになるのかとても興味がわいてきました。
試しにクリップで止めてカーテンを作ってみたところ、今まで見た事もない光が差して来ました。自然光が柔らかく、不思議と目が安らぎを感じました。こんな布地は初めてです。これは何とかしてカーテンとして使いたいと感じ、数年かかりましたが、クリップカーテン・縫製カーテン・シェードなどを作りました。



あるお客様との出会い

生地を飾り始めて間もない頃。
閉店間際にひとりのお客様が来店されました。そのお客様は店に入り、ドアを開けたり閉めたりされた後、「これでやっと普通の生活が送れる。」とおっしゃったのです。あまりに突然だったので理由を聞いてみたところ、お子様がアレルギー体質で、日々の生活もままならないというのです。
どうしてドアを開けたり閉めたりされていたのですかとお聞きしたところ、臭いを嗅いでいたそうです。そうすることで大丈夫かどうかを確認し、入っていらっしゃったとのことでした。
私は初めてこのような方にお会いして、色々なお話を聞くことが出来ました。
化学物質の怖さ、化学物質過敏症と言う病気があること。


自然栽培綿カーテンでの体験

化学物質過敏症の怖さを知ることで生活の見直しを考えるようになり、衣食住に関わることを学ぶようになりました。

自分の体験ですが、自然栽培綿カーテンを作るようになり気づいたことがいくつかあります。
例えば、生地を触っていることで手の荒れが治まったり、花粉症の時期には苦しさが1/10ぐらいになり、薬を2.3回飲むだけで済むようになりました。

生地に触れ、空気の変化で体調が変わるという事を自分の身をもって知ることが出来ました。 過敏症を患っている方は、もっと多くの症状や苦しみを抱えている方がいらっしゃると思います。
だからこそ、これからは素材の美しさ、人の健康の為になる仕事をしていこうと、決心をして進んでいます。これからも自然栽培綿生地を使い身近な物も御紹介していこうと思います。




会社情報

会社名 きなりの部屋
設立 2000年4月1日
事業内容 自然栽培綿カーテン・くつろぎ商品
代表 芥川 友慈
住所 〒190-0015 東京都立川市泉町1156-4-612